GDPRを受けてアプリで対応したこと

GDPR(General Data Protection Regulation)とは

詳しいことは他サイト様に委ねますが、ざっくりというとEUでのデータ保護法則の新しい個人情報保護法が策定され、EU諸国では勝手に個人情報を取得、解析する事ができなくなりました。

ここ最近(2018年)、AdMobやAdSense、Twitter等でユーザ許諾が出まくったのは、これが原因です。

アプリ開発者としてはどんな影響を受けるのか?

冒頭でも記載しましたが、個人情報を勝手に取得してごにょごにょするのがNGになります。
ここで大問題となるのが、AdMob等の広告です。

広告は、現在ターゲティング広告が主で、ユーザが閲覧したWebなどの情報を元に、興味・関心を分析し、ユーザにあった広告を出しています。

なので、これまでのように、EU諸国で単純に広告を埋め込んだアプリを展開する事はNGとなります。

対応方法は?

勝手に取得するのがNGなので、ちゃんとユーザの許諾を取ればOKです。
が、あまり許諾を得られる可能性は低いでしょう。

アプリではどんな対応が必要なのか?

ここは、Project.Unknownとして取った方法です。
上述通り、広告を出すための許諾を取るのは難しいのと、かといって個人情報を取得してのユーザベネフィットを新たに構築するのも難しかったので、該当する国で広告・アプリの展開を止めました。

AdMobのメディケーション、並びにiTunes Connectから、以下の諸国への配信を停止させます。

  • アイスランド
  • アイルランド
  • イタリア
  • イギリス
  • エストニア
  • オーストリア
  • オランダ
  • キプロス
  • ギリシャ
  • スウェーデン
  • スペイン
  • スロバキア
  • スロベニア
  • チェコ
  • デンマーク
  • ドイツ
  • ノルウェー
  • ハンガリー
  • フィンランド
  • フランス
  • ブルガリア
  • ベルギー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • マルタ
  • ラトビア
  • リトアニア
  • リヒテンシュタイン
  • ルーマニア
  • ルクセンブルク


欧州GDPR全解明 (日経BPムック)