Unity Cloud Buildを試す for iOS

はじめに

今日はUnity Cloud Buildを試した際の話です。
Cliud buildはこの記事以外の所で散々にハマっているので、作業中お困りの事があれば、

www.project-unknown.jp

上記でも色々紹介しているので是非参考になれば

やりかた

Unity Developerにアクセスして、Projectを作成。

Do it!をClick f:id:project-unknown:20170531220232p:plain

Git(私はBitbucketを利用しました)のURLを入力 f:id:project-unknown:20170531220510p:plain

BitbucketをPrivateにしている場合(大体はそうだと思います)、Unity Cloud BuildからアクセスするためのSSHを登録する必要があります。 まず、Privateな場合、以下の画面になっていると思うので、SSH鍵をコピーします。 f:id:project-unknown:20170531220950p:plain

次に、管理しているBitbucketのリポジトリを開いて、設定をClick(最近BitbucketのUIが少し変わりましたね… f:id:project-unknown:20170531221130p:plain

Access keysをClick f:id:project-unknown:20170531221238p:plain

鍵を追加をClick f:id:project-unknown:20170531221310p:plain

Labelは管理しやすい適当な文言で、Keyのところに先程コピーしたSSH鍵を入力し鍵を追加ボタンをClickします。 f:id:project-unknown:20170531221346p:plain

ここで、Unity Cloud Buildに戻りNext. 暫くUnityのロゴが回転するのを行儀よく待ちます。

暫く待つと、以下の画面になります。 f:id:project-unknown:20170531221622p:plain

ここでは、iOSを選択します。

次に表示される画面でBuildの基本設定を入力します。

  • ラベルにBuildを識別出来る名前
  • Branch(Master以外のBranchを指定したい場合は選択)
  • Project Subfolderに、GitのRoot直下にProjectファイルやAssetsがなければ、それがあるところまでのPath
  • Unity Versionに、実行したいUnityのVersion(Always Use Latest 5.xで5系以上の最新版)

f:id:project-unknown:20170531222048p:plain

ここまで設定したらNext すると、次の画面でiOSアプリとしての設定が求められます。 f:id:project-unknown:20170531222733p:plain

一応細かく設定を見ていきます。

Bundle ID XCodeで指定するBundle Identifierですね。 ↓なやつ。 f:id:project-unknown:20170531222903p:plain

XCodeのバージョン 見たまんまなので割愛

Choose iOS Credentials 最初「お?」って思いましたが、見た感じProvisioning Profileを指していそうです。 ちょっとAndroid等の事はよくわかっていないのですが、iOSの場合実機等でBuildする場合、専用の証明書(Profile)が必要になります。 且つ、Buildの環境毎に違った種類のProvisioning Profileを用意する必要があります。 Unity Cloud Buildの場合、AdHocに該当するので、AdHoc用のProvisioning Profileを用意する必要があります(実機を接続しての証明書は使えません)

んで、今手元に丁度良いAdHocの証明書が無いので、この際に発行します。 以下のApple Developer Programにアクセスして、

アカウントから証明書を作成します。 Identifierから適当なAppIDを作成し、Provisitoning ProfileからAdHocを選択して、ContinueをClick f:id:project-unknown:20170531222615p:plain

次に、先程作成したAppIDを選択 f:id:project-unknown:20170531223544p:plain

次に紐付ける証明書を選択(Distributionで設定してください。 f:id:project-unknown:20170531223637p:plain

実機実行したいデバイスを選択してContinue f:id:project-unknown:20170531223728p:plain

これで証明書(AdHocなのでDistribusion形式)が作成出来ました f:id:project-unknown:20170531223854p:plain

後は、この証明書をダウンロードしておきます。

次にまたUnity Cloud Buildに戻り証明書を登録します。 f:id:project-unknown:20170531223959p:plain

以下のキャプチャにある通り、設定していきます。

  • 名前にKeyとして登録する名前(ラベル)
  • Mobile Prov Fileに先程作成したProvisioning Profileをuploadします。
  • p12ファイルにProvisioning Profileと紐付いているp12ファイルをuploadします(p12ファイルを紛失して酷い目にあいました。Keychainから取ってくればよかっただけだったのですが…
  • p12 passwordにp12ファイルを書き出した際に設定したPasswordを設定します

f:id:project-unknown:20170531224814p:plain

次にNextを押すと、buildが開始します。 f:id:project-unknown:20170531230512p:plain


ちなみにp12ファイルを紛失した際に、心が折れかけたキャプチャ f:id:project-unknown:20170531230611p:plain